地震対策は耐震性能だけではない
地盤サポートマップ
地震対策を考えるときに、最初に確認すべきポイントは土地の地盤が強いか弱いかです。
どんなに地震に強い家づくりをしても、地盤がもろかったり、洪水の危険性が高い地域に住んでいては、災害に見舞われてしまいます。
なるべく地盤の強い土地を探しましょう。
地盤サポートマップ
そこで活躍するのが「こちら」です。
地盤の強さ
こんな感じで地盤の強さを色分けして表示してくれます。
色分けの基準は、地震に対する強さ、洪水・浸水に対する強さ、土砂災害への強さ、などから総合的に判定されてるっぽいです。
まずは、家を建てようと考えている土地の地盤を見てみましょう。
地震で揺れやすい地域か
洪水・浸水の地域か
土砂災害の地域か
全国展開しているハウスメーカーは災害時に他県からの支援がある
巨大地震というのは特定の地域で発生します。
特に震度6強以上の震度を記録するような地域は限定されます。
そういった地域に地震の被害は集中します。
大手ハウスメーカーの安心感
よく言われるのは、大手ハウスメーカーは全国展開しているので、他県からの支援がある(会社による)というものです。
会社規模で支援を募り、社員が被災地へボランティアとして向かいます。
救援物資を届けたり、建物の状態をチェックしてくれます。
素人が「小さなひび割れ」を見ても、それが軽微な損傷なのか、大きな損傷なのか、判断することはできません。
そういったときにハウスメーカーの専門の人がすぐにきてくれて、どれくらい倒壊しているのか、確認してくれるのも非常に心強いです。
そのまま住める状態なのか、すぐに避難が必要なのか、素人には判断が難しいものです。
地元の工務店の弱点
地元の工務店で建てた場合に不利なのが、大きな地震に見舞われたときです。
このとき、地元の工務店も同様に被災者です。
助けてもらうにも、同じ被災者ですから、容易に来てもらうことはできません。
地震保険
火災保険金額の50%を上限に入ることができます。
南海トラフで大地震が起こると言われて久しいですね。
実際に過去、大きな地震が発生したのは、阪神淡路大震災、東日本大震災、新潟中越地震、熊本地震などです。
地震予測なんて当てになりません。
日本どこにいても、地震のリスクがあります。
賛否両論ありますが、私は「地震保険に入るべき」と考えています。
まとめ
今回の結論は以下のとおりです。
地震対策は耐震性能だけではない
- 家づくりを始める前に「地盤サポートマップ」を確認しましょう
- 大手ハウスメーカーは大きい地震に見舞われたとき、他県からの支援があります(会社による)
- 地震保険に入る
熊本地震(震度7を2回記録)では耐震等級3が活躍した
とはいえ、耐震性能も大事です。
左側が昔の基準の物件、右側が耐震等級3の物件です。
結果は圧倒的です。