Azure の基礎 その6 ストレージサービス
前回「Azure の基礎 その5」の続きです。
今回はラーニングパス「Azure ストレージサービスについて」の概要を書いていきたいと思います。
Azure ストレージサービス
Azure ストレージサービスのラーニングパスでは、以下の項目についての説明を行なっています。
- Azure Blob Storage
- Azure Disk Storage
- Azure Files
- Azure BLOB のアクセス層
ラーニングパスを実施して、一つ一つのサービスの説明は何となく理解できたのですが、Azure ストレージサービスの全体像については、ぼんやりしたまま終わってしまいました。
そこのところを、私なりに解説したいと思います。
Azure ストレージサービスの全体像
ストレージアカウント
まずは、Azure ポータルでストレージアカウントを作ってみます。
ストレージアカウントの位置付けは、各種ストレージサービスの包括的な管理グループと言えます。
各種ストレージサービス
ストレージアカウントの下位レイヤーに、各ストレージサービスが存在しています。
- Containers(この中に BLOB つまり構造化データから非構造化データまで何でも格納できる)
- File shares(いわゆるファイル共有ができる)
- Tables(メタデータで定義された構造化、半構造化データを扱うことができる)
- Queues(非同期メッセージをキューすることができる)
Azure BLOB のアクセス層
ストレージアカウントの Blob service に Lifecycle Management なる項目が存在します。
試しに Lifecycle Management を設定してみるとこんな感じです。
7日後に cool 層へ移動し、30日後に archive 層に移動し、100日後に delete されるというライフサイクルです。
対象は Containers の中にあるファイルです。
Azure Disk Storage
Azure Virtual Machines 用のハイパフォーマンスで高度に堅牢性のあるブロックストレージです。
AWS でいうと EBSボリュームですね。
ですので、上記のストレージアカウントとはカテゴリーが違います。
最後に
今回のストレージアカウントに関するラーニングパスは概要のみの説明でした。これから実際に触ってもう理解を深めていきたいと思います。